iPad Pro(第3世代)でペンの達人になる!

世間はデジタル社会にまっしぐらですが、アナログな手書き文字を書くシーンは以外に残っています。とくに、少しでもメディアなどに登場すると、「色紙にサインしてください」から始まり、本を出せば、「出版記念サイン会」、さらに「手書き原稿」まで、いろいろな依頼が突然と舞い込みます。
ダラダラからキリリとした生活へ
いつもソファで寝転がってダラダラとYouTubeや映画を観たり、ネットショッピングで愛用しているMacBook Pro。もう8年も愛用しているせいか、片側のスピーカーが音割れしてきたりして、ダラダラ生活の快楽に支障をきたし始めてきました。
というわけで、iPad Pro(第3世代)を購入しました。ノートPCからの買い替えなので、Smart Keyboard Folio(カバー兼キーボード)も同時購入。もちろん、Apple Pencil(タッチペン)も衝動買い。
最初に触れましたが、筆者は普段からダラダ生活が大好きなダメ人間。そんな筆者でも、新しいガジェットを手に入れると、なんとなく気分が変り、新しいことを始めたくなるから不思議です。
それなら!と、前からやろうと思っていたペン習字。iPad ProとApple Pencilなら筆者の悪筆も直せるはず。ペンシルの筆圧感知やニューロエンジンも搭載してるし…。めざせ!ダラダラからキリリとした生活へ。
なぜか、ペン習字アプリなし
しかし、検索しても、筆者が望むような、Apple Pencil対応のペン習字練習アプリが見つかりません。指を使うiPhone用の習字とか、一文字の写経はあるんですけどね…。誰か開発したらヒットするはず、たぶんですが…。「日ペンの美子ちゃん」あたりに頑張ってほしいなぁ。
文字を書く機会は意外にある
世間はデジタル社会にまっしぐらですが、アナログな手書き文字を書くシーンは意外に残っています。とくに、少しでもメディアなどに登場すると、「色紙にサインしてください」から始まり、本を出せば、「出版記念サイン会」、さらに「手書き原稿」まで、いろいろな依頼が突然と舞い込みます。
数年前、某有名書店から「手書きの原稿をブックカバーにしたい」と頼まれたこともあります。悪筆の筆者の字は、ひとさまにお見せできるモノではありません。しかし、読書好きとしては断りにくく、担当者に恥をかかせないように、何十枚も原稿を書き直しました…(笑)。ちなみに、黒歴史にならないよう、ミエをはって字の上手い人に書いてもらっても、ネット社会では検証されてすぐにバレます。インチキはやっぱりダメ。
iPadで、悪筆ぶりを再確認
というわけで、「メモ帳」アプリで試し書きしてみました。「うぁ!!」、読めないほどではないと思いますが、大人としては、少し恥ずかしいレベルかも…。
でもこれは、「iPadのスクリーンがツルツルしすぎているせいだし、漢字を使わない米国人が作ったせい!」と、他人への責任転嫁はいつものことです。
ネット検索してみると、iPadを液晶タブレットとして使う人もいるらしく、紙の質感に近くなる「ペーパーライク」な専用のフィルムがあるみたい。さらに、筆者はペンの持ち方が悪いみたい。1~2時間ほど試し書きすると指先が痛くなります。たしか、子供の頃からそうだった気が…。
というわけで、量販店にGO!ペーパーライクフィルム、エンピツの持ち方矯正用のペンホルダー(子供用)などを購入。ついでに、キーボードを使わないので、新たに持ち運び用ケースも買ったのは、筆者の物欲のなせるワザです(笑)。
ペン習字の練習にはSplit View機能が便利
iOS11以降を搭載しているiPadでは、2つのアプリを表示できる機能、Split Viewがあります。ペン習字にはとても便利な機能で、ネットで公開されているお手本などをビューワーで見ながら練習できます。なかには、YouTubeで簡単なペン習字レッスンを公開している人もいて感激しました。子供の頃、こんな優しい先生に教えてもらってたらなぁ…。
iPadでのペン習字は楽しい!
ここ2日ほど、ペン習字をばかりやりまくっています。紙とペンで練習しているのとは、精神的な感覚もかなり違います。インクと紙の消費量で感じる間違った達成感もなく、ゴミ箱がいっぱいになってしまう罪悪感もありません。
ちなみに、筆者が購入した画面フィルムは「ペーパーライクフィルム ケント紙タイプ」(エレコム)。イラスト向けの粗めのタイプよりペン先の抵抗も少なく、ペン習字の練習にオススメかもしれません。表面のコートはハードな部類にはいる3H。Apple Pencilのペン先が早く消耗しそうな気もしますが、ペン先摩耗は他のフィルムにくらべて50%減とメーカーは説明しています。
とりあえず2日ほど練習しただけなので、字の上達度は不明ですが「趣味として楽しい!」がやってみた感想です。この情熱がどれほど続くかは不明ですが…。

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