Intel、"2種類目"のモバイル向け第10世代Coreプロセッサを発表

米Intelは21日(現地時間)、「Comet Lake」のコードネームで呼ばれてきた第10世代のCore U/Yプロセッサを発表した。
同社は第10世代のCore U/Yプロセッサとして、10nmプロセスを採用した「Ice Lake」をすでに出荷開始している。今回発表されたComet Lakeも同じ第10世代のCore U/Yプロセッサだが、こちらは14nmプロセスを採用。同じ世代のブランドで2種類のアーキテクチャが混在するかたちとなる。
先行するIce Lake Uが、より強力なIntel Iris Plus GPUを内蔵し、4コアで最大TDPが28Wとなるのに対し、Comet Lake Uは、TDPを15Wに抑えながら、Uプロセッサとしてはじめて最大で6コア、Yプロセッサも最大4コアを内蔵。CPU周波数も高めだが、その分、GPUは従来のIntel UHD Graphicsで、エンジン数は24基と半分以下になっている。
両者の位置付けとして、Ice LakeはAIを活用したソフトウェア向けとなるのに対し、Comet Lakeはオフィス系やクリエイティブ系ソフトウェア向きとなる。
また、両者を区別するため、プロセッサー・ナンバーも異なるルールが適用されており、Ice Lakeは4桁の数字+GPUのグレードを示すものだが、Comet Lakeでは単純に10からはじまる5桁の数字+SKUを示すアルファベットとなる。
Wi-Fi 6やThunderbolt 3のサポートはIce Lakeと共通。

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